こんばんは。
最近やっと冬らしい気候ですね。
寒いけどピリッとして身が引き締まりますね😄
さて今日は最近ルーキーでお世話になったお宅のお話。
17才のおばあちゃん柴犬が数日前から食べなくなりいよいよ立てなくなったとの事でルーキーに往診依頼が入りました。
飼い主さんは87才の一人暮らしのおばあちゃん。困ったおばあちゃんが電動車椅子で犬抱っこして動物病院まで連れて行こうかどうしようか思案してたらしく、
息子さんが慌ててルーキーにお電話くださいました。
ルーキー翌日に出動しましたところ、予想以上におばあちゃん柴犬は重体です。
体温もかなり下がっており、意識も混濁、おばあちゃんのお話しから慢性腎不全末期を疑いました。
点滴し、次の日も点滴しました。
処置の合間にはご家族のいろんな思い出話しをお聞きしました。
五年前に亡くなったご主人が柴犬が大好きでこのワンコで三代目だということ。
ワンコもご主人大好きでいつも布団に潜り込んで一緒に寝ていたこと。
いまは大学生になったお孫さんが小さいとき尋ねてくるとワンコも喜んで家の中で追いかけっこしていたこと。
一人暮らしになったおばあちゃんがワンコのご飯の支度の途中でちょっと休んでいたら、早く早くとおばあちゃんのズボンの裾を引っ張って催促していたこと。
ワンコはとても気優しくて、近所を散歩していたら、小学生達にたくさん触ってもらっていたこと。
などなど。
たくさんの思い出話しをお聞かせいただきました。
数日後残念ながらおばあちゃん柴犬は天国へ召されました。
残念でしたが最期苦しんだ時間があまり長くなくてよかったです。
訃報をお聞きしお花を持ってお伺いしました。
昭和一桁おばあちゃんは気丈でした。
よかったら焼きそばでも食べていきなさいと
ご馳走になりました。
おばあちゃん、ありがとう、
そしてちょっと寂しくなるけど
お元気で!
またいつでも寄ってって、お茶でも出しますよ、と。
家族みんなに愛された可愛いおばあちゃん柴犬と昭和一桁の可愛い優しい飼い主おばあちゃんのお話しでした。